メガバンクから事業会社へ。ファクトベースのロジックとSQL、BigQueryで実現するオペレーション改革を推進するハンズオン型BizDev組織とは
今回は新卒で入行したメガバンクで法人営業を経験した後、企業再生コンサルティング会社を経て、現在はクーリエで活躍するサトウにインタビューをしました。
そこにはクーリエのミッション・ビジョン・バリューに対する強い共感がありました。
ミッション・ビジョン・バリューを「理想」で終わらせない
-ちょうど入社して3ヶ月経ちましたが、クーリエでの日々はどうですか?
率直に楽しいです。インタビューを受けるにあたって、クーリエで働く「おもしろさ」を伝えられたらと思っていました。
『なぜ楽しいのか?』と振り返ってみたのですが、理由としては大きく2つです。
一点目に、事業会社であり、かつ今のクーリエは事業拡大させるフェーズにあるので、常に取り組むべき課題があることです。
課題があると聞くとネガティブに聞こえてしまうかもしれませんが、私としては課題の数だけサービスを進化、成長させる部分に自分が携われるチャンスがあるということだと捉えています。
たとえば私の場合、今CX(カスタマーエクスペリエンス)を向上させるためのプロジェクトを担当しているのですが、サービスの改善一つひとつがすぐにお客さまの役に立つよう機能させることが、プロジェクトにおける今の私の役割だと考えています。
そのために、オペレーションを最小単位まで因数分解しながら、重要なアクティビティを指数化しメンバーごとのパフォーマンスギャップの要因を探ったり、現場のオペレーションの改善と、それに伴うシステムの改修まで幅広い領域で業務を行っています。
実際に私も直接お客さまの対応をするのですが、転職前の会社はコンサルティング業界だったため、現場の実務レベルにまで入り込んでBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)に取り組めるのは事業会社ならではと感じています。
二点目は、周りのメンバーが「事業視点」を持っていることです。最近よく聞く言葉ですし、一見当たり前のようにも思えるのですが、クーリエほど実践できているところは少ないと思います。
-なぜ「事業視点」での業務が実践できているのだと思いますか?
そうですね。代表の安田と直接話す機会が多いので、自然と考え方を会得しやすい環境であることは大きいと思います。巨大組織かつ年功序列が絶対のメガバンク時代では考えられないなと…(笑)
あとは、ミッションやビジョンを「理想」として掲げるだけでなく、1人1人が理解して、それに沿って行動しようとしているように思います。
特に私が実感しているのが、バリューの中の「07.高い視座と当事者意識」です。
【07.高い視座と当事者意識】意識的に今より高い視座を持つことで、新たなイシューに気づく機会が得られます。気づきが”自分ごと”になることで、より高い当事者意識を持ち、リーダーシップを発揮します。
―ミッションを実現するために大切にしている価値観(The 10 Values)
カスタマーサクセスチームからプロダクト開発チームへの課題共有をも行う中で、他部署のメンバーからフィードバックをもらう機会が多いのですが、たとえば、あるチームのシステム改修が必要になった時、問題のあるその部分だけをみるのではなく、「そもそも、●●チームのメンバーが使うシステムも一緒に改修したほうが良いかも!」という視点をもって、自分から他部署に働きかけることのできる人が多いです。
常にミッションやビジョンを意識しているからこそ、近視眼的ではなく、俯瞰的(≒事業視点)にプロジェクトに取り組むことができるのだと思っています。
他メンバーと話す中で、自分の考えが根底から覆されることも多々あるのですが、すべてが学びに繋がっている実感があって毎日が刺激的です。
-そのほか、サトウさんが「クーリエならでは」と感じていることはありますか?
スピード感ですね。「こうした方が良いよね!」から実装して、サービスとして提供されるまでがとにかく早い。
新卒で入社したメガバンクでは、企業の融資担当だったのですが、金融業界ですと1~3ヶ月かかるようなプロジェクトがざらです。正確性が問われるので当然でもあるんですが、意外と定性的な要素で判断されることも多かったように思います。
たとえば、いくら数字上で事業成長をしている企業であっても、業種の属性やトレンドのみで審査部(融資の可否を判断する部署)からネガティブな反応されることもありました。
対してクーリエでは、ファクトベースで話して、ロジックをもって提言することが求められます。だからこそ、組織としての意思決定が早いのだと思います。
どうせなら自分の力で”大きなこと“を成し遂げたい
-サトウさんは新卒で金融業界に進まれたんですね。
ざっくりしているのですが、両親がゼネコンで働いていたこともあって、新卒就活時は「インフラに関わりたい」「何か”大きなこと”を成し遂げたい」と考えていました。
新卒で入社した銀行では、融資のために業界を調査したり、専門部署に足を運んでアドバイスをもらったり、稟議が通りにくい難しい案件ほど自分で試行錯誤することへのやりがいを感じていました。
実は、学生時代は大学4年間で何かを極めたいと考えた結果、ボディビルディングに打ち込んで、大会にも出場しました。
そんな経験もあって、自分で大きな目標を定めて粘り強く計画的に達成に向かうことが好きな性格なんだと思います。
-普段のイメージとギャップがあって驚きました(笑)金融業界からの転職を決意した理由も教えてください。
祖母と母親のちょっとしたやり取りがきっかけでした。
認知症ではないものの、91歳ということもあり、物忘れが多くなってきた祖母への接し方に悩んでいる母親を見たことがきっかけです。
すごく仲の良い祖母と母親でさえ、こうした悩みがあるのだから、他の親子でも同様の問題が起きているのだろうと思い、そこから介護業界について調べてみたのですが、自分が想像する以上に、問題が山積みであることを知りました。
そのときはじめて純粋に、特定の業界に対して貢献をしたいと思えたんです。
介護に関する業界に絞って転職活動をスタートして、大手企業からクーリエのようなベンチャー企業まで幅広く見ました。
「大手からベンチャー 転職」で検索すると(笑)反対意見も多く見られたりしますが、私は今回の転職活動では組織規模はあまり気にせず、そのかわり組織がどんな課題を抱えていて、どんなフェーズにあるのかを重要視していました。
その上で数社、最終面接まで進んでいた時期に新たにエントリーしたのがクーリエでした。
-なぜクーリエを選んだんですか?
判断軸は、新卒の時と変わらず、「(介護業界に対して)“大きなこと“ができるか」です。
クーリエなら全国の介護事業所の情報だけでも業界トップを誇る件数が掲載されていて、この情報に対して毎日数多くのお客さまからアクセスがあって、その組み合わせを最適化することができます。
それだけのデータが蓄積されて、今後活用できるということを考えただけでも、既存事業の組み合わせや新規事業の創出によって、業界課題を一気通貫で解決できると思いました。
カスタマーサクセスに対する考え方もスケールを見据えているので、今のお客さまだけにとどまらず、今後はセルフサービスのフロー設計などにも携わりながら、未来のお客さまにも貢献できるような活躍をしたいです。
あとは、採用のスピード感がすごかったことも決め手になりました。クーリエの意思決定の速さを物語っているなと。(笑)
クーリエは徹底的に考え抜く人たちの集まり
クーリエismの記事も読んでいて、働いている”ヒト”にも魅力を感じていました。
クーリエは「あなたはどうしたいのか?」と常に問われ続ける環境なので、熱量高くミッションと向き合いながら、事業を成長させるために自分に何ができるのか、徹底的に考え抜く人たちが集まっています。
そんな中で、今後『確かな価値を多くの人へ』届けることを実現しながら、自分自身の成長を重ねたいと考えています。
まさか入社3ヶ月で自分がインタビューを受けることになるとは思ってもいなかったのですが(笑)、今回の私のインタビューが、誰かの決意を後押しするきっかけになったら嬉しいです。
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