アナログからデジタルの編集者。AI活用のプロンプトエンジニアリングを身に着け、オウンドメディアの新しい形を追求する
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シラタ
早稲田大学を卒業後に大学職員として就職するも、学生時代から抱いていた出版業界で働きたいという思いを胸に転職を決意。大手出版社のグループ会社に入社し、紙媒体の編集に携わる。Webメディアへの注目度が高まる中、新たなスキルを獲得すべく、クーリエへジョイン。現在は『みんなの介護』『みんなの介護求人』コンテンツマーケティング領域のプロジェクトリーダーとして活躍中。紙とWebの両方の知見を活かしながら、介護業界の課題解決に挑戦し続けている。
紙の編集者ではキャリアアップの限界を感じた
シラタさんはもともと出版業界を志望していたそうですね。これまでのキャリアを教えてください
学生時代から、出版業界に憧れがありました。それまでの人生で、出版物に影響を受けることが多かったので、自然と「自分も世の中に情報を発信する仕事がしたい」と思っていて。
なので、大学を卒業したら出版社に就職したかったのですが、残念ながらご縁がなく、都内の大学で職員として社会人をスタートしました。
大学での仕事も前向きに取り組んでいたのですが、「出版の仕事がしたい」という思いは消えず、思い切って転職することにしました。
転職活動の末、出版社のグループ会社に入社することが決まり、出版の世界に入れることにワクワクしたことを覚えています。
入社後は、エンタメ雑誌の編集者として取材や記事制作をしていたほか、ニュースサイトのデスクとして、記事のクオリティチェックや記事のアクセス解析などを行っていました。
紙の雑誌をメインに編集者としてキャリアを積んでいったのですが、あるとき担当していた雑誌が休刊となってしまって……。 それがきっかけで、キャリアについて見つめ直すようになりました。
憧れていた業界であるものの、縮小を続ける業界への不安と、在籍していた会社では上流工程には携わることができなかったので、もっとチャレンジできる環境に身を置きたかったんです。
転職先にはどのようなことを求めていましたか?
既に世の中はWEBメディアが主流になっているので、オウンドメディアを活用していることと、コンテンツの力で事業成長を牽引していけることは重要視していました。
あと、SEOなどのコンテンツをベースにした幅広いマーケティング業務に挑戦できるかも判断軸ではありました。そんな時にクーリエの存在を知り、検索上位に表示されるページが多いことやTVCMも打っていたことから、ここでなら私の求めている環境があるのではと思ったんです。
それに、介護は人生の大きなイベントの一つですよね。介護にまつわるコンテンツ制作を通して、人生の大切な場面で人々に影響を与えられることは、社会的意義を強く感じました。
クーリエへの入社を決めた理由は何だったのでしょうか
一番の理由は、介護が必要な人に向けて正しい情報を届けることで、社会貢献ができると感じたからです。クーリエが掲げる「確かな価値を多くの人へ」に共感をしたことも理由のひとつです。
自分が手掛けたコンテンツが介護で困っている方に届き、良い影響を与えられる。そう感じたとき、大きなやりがいになると思いました。
それと、クーリエは常に新しいことにチャレンジする風土があることも、これからWEBの世界で力を付けたいと思っている私にとって魅力でしたね。
これからの編集者はコンテンツを作るだけではなく、そこからどう事業成長に結び付けられるか、という視点が必要になると思っています。
そのために必要なスキルを獲得することや、経営陣に近い視点で仕事ができること、スピード感を持ってPDCAを回していくことは最短で成長できる環境だと感じたんです。
出版業界で培ったスキルを活かしつつ、新しい領域にチャレンジできる。そんな環境を求めている方にとって、クーリエは最適な場所だと思いました。
メディア運営の上流工程に携わり、社会的意義あるコンテンツを発信
入社後はどのような業務を担当されましたか?
入社後はまず、「みんなの介護ニュース」「みんなの介護求人ニュース」のコンテンツ制作や、それに伴う外部ライターのマネジメントを担当しました。
それから、コンテンツ制作の業務設計、例えばストック記事の改修フローの作成や、スケジュール・品質管理、効果測定なども行っています。
特に力を入れたのが、記事制作工程のBPRです。ジェネレーティブAIを活用してオペレーショナルエクセレンスの高度化を行いました。
具体的には、私が現在の介護業界の論点となるネタを選定した後の工程について、プロンプトエンジニアリングによる論点の構造化システムをAIで実装しました。
ただ、あくまで制作をリードするのは人間なので、すべてをAIに任せるのではなく、最終的な品質を担保するのは編集者の目線や経験が必要不可欠です。
もちろん、このフローを確立するまでは、クオリティ不足や失敗も何度も経験しました。これまで経験のない未知な領域でしたが、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形にしていったんです。
こうした最新のテクノロジーも積極的に取り入れながら「ユーザーにとって有益な情報は何か」を追求できることは、クーリエの編集者ならではだと感じています。
ほかにも、介護福祉士やケアマネージャーの試験対策アプリ「ケアスタディ」のコンテンツ更新をしたり、看板広告のクリエイティブディレクションやSNS運用など、オウンドメディアの運用をベースに幅広い業務に携われているのも面白いですね。
前職では、どうしても紙媒体での編集業務が中心になりがちでした。でもクーリエなら、デジタルの力を存分に活用しながら、コンテンツの可能性を追求できます。
クーリエに入って変化したことはありますか?
コンテンツがどのように事業インパクトを与えるのか、アウトプットを最大化するにはどうすればいいのかなど、高い視座を持って仕事に取り組む癖がついたことは大きな成長だと感じています。
また、ゼロベースで物事を考えることによって、これまで見過ごされてきたことにも疑問を持つようになり、AIを活用した業務フローの見直しによって記事制作工数とコスト削減も実現できました。
それから、大きなプロジェクトにも携わってきました。業界初の大型イベントである「みんなの介護アワード」や介護業界向けの書籍制作など、入社前には想像もしなかったような経験ができていると実感します。
部署の垣根を越え、チーム一丸となってプロジェクトを推進していく風土は、クーリエの特徴のひとつだと思いますね。
チャレンジングなプロジェクトもあったようですね
これまでさまざまなプロジェクトを進めてきましたが、正直なところ、まだまだ未熟な部分も多いなと痛感する日々です。しかし、そういった悩みも上長に相談しながら一つひとつ乗り越えていけるので、結果として自信につながっています。
それに、社内には各分野のスペシャリストが集まっていますが、みなさん親身に相談に乗ってくれるので、主体的に行動をしていけば多くを吸収できる環境であることもクーリエの良いところだと思います。
未経験の分野にチャレンジするのは不安もありますが、周囲のサポートを受けながら、失敗を恐れずにトライしていく。そういったマインドセットが身についたことが、一番の成長かもしれません。 常に前向きに仕事と向き合えているのは、この環境のおかげだと感じています。
幅広い経験を活かし、マーケティングを通じて事業にインパクトを与えたい
今後のキャリアプランについて聞かせてください
コンテンツディレクターとして実績を積んだら、コンテンツマーケティングの枠を越え、幅広くマーケティングのプロジェクトを推進していく存在になりたいと考えています。
まずは、ユーザーファーストで高クオリティのコンテンツを充実させ、サービス認知の向上に寄与していくことが直近の目標です。
そのために、必要なスキルを一つひとつ身につけていきたいですね。クーリエにはスキルの高いメンバーがたくさんいるので、日々刺激をもらっています。みなさんから学びを吸収しながら、自分の強みを伸ばしていきたいと思います。
シラタさんのようにキャリアチェンジを志す方へメッセージをお願いします。
キャリアチェンジをすることは不安もあるかもしれませんが、その分学べることも多いことを実感しました。今の仕事に閉塞感を感じているなら、思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
クーリエには、チャレンジを歓迎してくれる風土があります。上長も同僚も、自分の成長を心から応援してくれるメンバーたちばかりです。 介護業界のイメージを変えたい、マーケティングの力で社会課題を解決したい、IT業界で成長していきたい、そんな思いを持った方は、ぜひ応募してみてください。
特に、出版業界だけでなく、現職で行き詰まりを感じている方。今までのキャリアは決して無駄ではありません。
その経験をクーリエで思う存分発揮しながら、新たなスキルを身につけていく。そんな機会にぜひ飛び込んでみてください。
介護という社会課題に真摯に向き合い、一緒に業界に革新を起こしていく。クーリエはそんな仲間を心待ちにしています。
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