
「採用とは、企業のファンをつくること。」クーリエ初の新卒採用PJを成功させた彼女の野望を聞く
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ワタナベ
ワタナベ
人事部採用担当。HR業界で顧客サポート業務からカスタマーサクセスチームの立ち上げに携わり、作業効率を10分の1に改善。人事として働くというキャリアの実現のためにクーリエにジョイン。「日本で働くすべての人を"仕事楽しい人材"にする」という野望を持ち、採用業務をクーリエのファンづくりととらえている。誠実さと正直さを大切にし、組織と個人の成長に貢献。クーリエ初の新卒採用プロジェクトを成功させ、今後はタレントマネジメントや組織開発にも挑戦予定。
HR業界での経験と葛藤
これまでの経歴を教えてください。
前職は、HR業界で掲載・スカウト媒体事業やエージェント業、タレントマネジメントシステム、適性検査提供を行っている会社に勤めていました。大学時代の友人がその会社で働いていて、契約社員としてリファラル採用されたのがきっかけで入社しました。
最初は「カスタマーサポートチーム」の立ち上げメンバーとして参加し、主に行っていたのは、クライアント企業からの問い合わせ対応です。
当時、半ば放置されていた問い合わせシステムのフロー構築・システム設計を3日で完成させたり、予算も知識もない中でサイト利用方法の動画を1週間で14本ほど作成したりしました。
その後、サポートチームでの実績が認められ「カスタマーサクセスチーム」の立ち上げメンバーにもなりました。
当時400社ほどの中小企業に対し、個社別にカスタマイズした情報提供をするための作業時間を約10分の1に削減することができました。また、初めて営業的な側面のある仕事にも取り組み、商談数増加や継続的接点の構築なども行いました。
活躍されていたのに転職したのはなぜですか?
本当は人事になりたいという思いが私の中にずっとあって、それに回帰したんです。
実は前職のさらに前、新卒のときに、SE採用されて入社したのに、コールセンターのオペレーター配属になったという経験があるんです。その時は思い描いていたものとの差が大きく、かなりショックでした。
この経験から、入社前の期待値のすり合わせによって「ギャップの可能性すらも事前に示唆して、それでもなお自社を選んでもらえる状況を作りたい」と思っていました。
契約社員としての契約期間の終わりが見え始めたタイミングで、「今度こそ何が何でも未経験で人事として雇ってもらう」ことを最終ゴールに転職活動を始めました。
HR業界の集客から採用、定着までを網羅的に知ることができる環境ではあったのですが、実際に人事として働くというキャリアは築けていませんでした。
特に採用業務を通じて組織づくりに貢献したいという思いが強く、その思いを実現するために転職を決意しました。

クーリエを選んだのはどんな理由だったのでしょうか?
転職活動では3つの軸を持っていました。
①未経験で人事ができること
②企業のミッション・ビジョン・バリューに共感できること
③選択肢が広く、自分次第でキャリア形成ができる環境であること。
クーリエはこの3つすべてを満たしていました。
特に印象的だったのは面接での経験です。取締役の須貝と人事マネージャーが、経験も知識もない私の話を真正面から聞いてくれました。
個人がキャリアにおいて何を実現したいのかをしっかり深堀りして、それを実現するために何ができるかを一緒に考えてくれる姿勢に強く惹かれました。このような方々こそ、私のキャリアを築いていく上で得難い存在になると感じたんです。
また、クーリエでは手を挙げれば他部署にも横断するプロジェクトにも参加と聞いて、「意思さえ持って行動を起こせる人ならチャンスを与えられる環境」だと感じました。
当時は社員数が100人の壁を超えるかどうかという状況です。会社の拡大期に主体者として携わることで、事業に必要な人員確保と維持に貢献したい、この環境には可能性しかないと思い、決断しました。

ファンづくりとしての採用活動
入社後は、人事部ではどんな業務をしていますか?
主だったところでは、営業組織の人員拡大と採用基準の策定です。活躍している人材の分析を行ったり、入社前後でのギャップを埋めるためにどういった確認や説明が必要かを決めることで、より良いマッチングを実現できています。ペルソナ理解も深まり、本当に活躍できる人材の採用ができている実感があります。
さらに、クーリエでは初となる新卒採用プロジェクトも任せていただき、昨年から始めたプロジェクトで無事25卒1名に入社いただくことができました。
新卒は企業にとって新しい価値観を提供してくれる存在であり、カルチャーを作っていく上で重要な要素だと考えています。26卒も引き続き採用を進めていきたいと思っています。
業務を行う上で大切にしている考えはありますか?
採用業務の性質上、自チームに留まらず、ほぼ全ポジションの方に協力いただくことが不可欠です。そのため、クーリエの10valuesの中で私が最も大事にしているのは「誠実であり正直であること」です。

良くも悪くも局所的に自分の視点を強く持ちがちな性格なので、だからこそ素直な人でいることを意識しています。自分の意見を持ちつつも、人に頼る素直さや、できたこともできなかったことも正直に話せること、目の前の課題に誠実に取り組むことを日々心がけています。
また、採用業務は新しい仲間を迎えるための業務であると同時に、クーリエのファンづくりだと思っています。
私が直接面接を担当しない方も含めて、常時200人以上の方の採用オペレーションを行っています。その一人ひとりにとって、その人自身の仕事や価値観をより良いものにする場になってほしいと思っています。採用に限らず、より良いご縁を作れたら良いですね。

「”仕事が楽しい”人材」を増やす野望
今後はどんなキャリアビジョンを描いていますか?
私の最大の目標は「クーリエで中長期的に活躍してくれる人をもっと増やすこと」です。これからより急拡大を目指す中で、長期的に活躍してくれる人材を今以上に増やしていきたいと考えています。
私はキャリアにおける野望があるのですが、それは「日本で働くすべての人を、”仕事が楽しい”人材にする」というものです。楽な方に流れるのではなく、意志を持って楽しいことを追いかけるために、少しハードでチャレンジングなことも実行してみる、そんな人材を増やしたいんです。
少し前に「社畜」という言葉が市民権を得始めたタイミングがありましたが、この言葉があまり好きじゃなくて。仕事を楽しんで自分事にできる人を増やしたら、きっと社畜という言葉も消滅して、「毎日ハッピーな人がもっと増えそう!」という思いから私の野望が生まれました。
その野望を叶えるとなると、まずは自分のすぐそばにいる人たちを、前向きにしないといけないわけで。そういう会社が1つでもできたら、あとはそれを広げていけるのではという考えから「事業会社の人事になる!」と決めました。

その第一歩として、クーリエで働く人が仕事や事業を自分ごととして、困難なことも楽しんで取り組める状態にしたいと思っています。継続的にそうした人が増えれば、中長期的に活躍してくれる人もきっと増えるはずで、それは事業にとっても個人にとってもプラスになると確信しています。
現在は採用業務がメインですが、これからはオンボーディングの改善やタレントマネジメント、組織開発にも手を伸ばしていきたいと考えています。手を上げることで全方位の業務に関われるクーリエで、人事としてのキャリアを多方面に広げていくことで、より多くの人の成長と会社の成長に貢献していきたいです。
ワタナベさんにとって、この仕事のやりがいを感じるのはどんな瞬間でしょうか?
私が最もやりがいを感じるのは、採用した方々が活躍している姿を見た時ですね。クーリエでは半期に一度、社員の表彰を行っているのですが、うれしいことに、直近で新人賞を受賞された方々のほとんどが私が選考を担当させていただいた方々だったんです。毎日全力で取り組んできた甲斐があったと感じています。
表彰という形でなくても、社内で良い評判を聞くことが多く、クーリエの事業成長と各個人のキャリア成長に貢献できていると思えると本当にやりがいを感じます。

さらに、クーリエでは自分のキャリアビジョンを実現するチャンスをいただけることも大きなやりがいです。半期の振り返りで私がキャリアにおける野望を話した際には、それに一歩でも近づくための取り組みやプロジェクト化のチャンスをもらえました。
3年前に私自身がクーリエを受けた際に一次面接で話していた新卒採用プロジェクトも実際に任せていただけました。自分の成長とともに組織の成長に貢献できることに、大きなやりがいを感じています。
最後に、クーリエに興味を持った方に向けてメッセージをお願いします!
クーリエは今、また一段拡大しようとしています。0→1、1→10、10→100という全く異なる拡大フェーズの事業が同時期に社内に複数存在する、ある意味カオスな状況です。
でもそれこそが魅力だと思います。一人一人に期待されることも、事業への影響も、その過程において得られる経験も、他では得られないものばかりです。
少しでもご興味があれば、ぜひカジュアル面談へお越しください!みなさんとお話しできること、そして一緒に働けることを心から楽しみにしています!