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サムネイル - ガラパゴス化した保険業界からヘルステックの最前線へ。前例なきサービスを全国に広げるBPOチームのイネーブリングに迫る

ガラパゴス化した保険業界からヘルステックの最前線へ。前例なきサービスを全国に広げるBPOチームのイネーブリングに迫る

2025.04.16
  • ヤナガワ

    ヤナガワ

    前職では保険業界でキャリアを積み、営業部署の管理職も経験したのち、実力で評価される環境と、幅広い業界で通用するオペレーション設計スキルの獲得を求めクーリエに入社。現在は「みんなの介護マーケット」の会員獲得最大化をミッションに、セールスチームのマネジメントを担当する。3年弱で3つのポジションを経験し、ヘルスケア業界へ貢献するべく邁進中。

保険外交員から汎用性の高いスキルを求めて転職を決断

前職では保険業界でマネジメントをされていたそうですね。

前職では、保険外交員業務を担当していました。

個人向け生命保険商品を主とした保険商品の新規提案、契約締結に係る手続き、および契約保全業務が主な仕事でしたね。

同時に、自身の営業成績を上げつつ、6名の営業職員のマネジメントと業績管理もしていました。

チームの売上を拡大することがミッションだったので、街頭スカウトなどを中心とした採用業務や、新人育成・指導なども担当していました。

転職を考えるようになったきっかけは何でしょうか?

「このままでは、給与レンジだけが上がって、他社で使い物にならない人材になってしまうのではないか」と考えたことがきっかけです。

営業職としてキャリアを築く中で、念願通り中間管理職ポジションを任されることになったんです。

ですが、組織体制が古い企業であったこともあり、評価体系や業務オペレーションが世間一般から離れてガラパゴス化していると感じていました。

最近は成果に応じて評価をする企業が増えている中で年功序列が強かったり、部署や職種が細分化されていて裁量権が得づらかったりしていました。

業界特有のスキルよりも、オペレーション設計スキルやデータの分析などの汎用的なセールスイネーブルメントのスキルを身につけたいと考え、転職を決意しました。

なぜクーリエを選んだのですか?

大きく分けて4つあります。

①自身のキャリア形成と希望給与レンジの両方を実現できる業種であること

②拡大余地のある市場で成長可能性のあるベンチャーであること

③サービスの設計から流通まですべて自社で一気通貫していること

④社会貢献性の高い事業内容であること

前職のキャリアは結婚を機にスタートしました。自分ひとりの人生ではなくなったので、とにかく稼げること、ワークライフバランスが保てることに重点を置いて選びましたが、業務の自由度が極めて低かったんです。

裁量の大きい仕事をしたい私にとっては、やはりベンチャーのほうが自身のキャラクターに合っているのだと思いました。

転職に際してキャリアの棚卸をし、活動開始前の段階から最初の2つを必要条件、後の2つを十分条件として考えていました。

最終面接までに、すべての希望を叶えられそうだと感じたのはクーリエだけでした。そのほか、通勤の利便性や、面接・面談を担当してくださった方々の人柄に触れて、一緒に働いてみたいと思うようになりました。

夫が内定承諾前に「みんなの介護」の読み物コンテンツを見て「こういうものが作れる会社だったら、これから面白いと思うよ」とコメントしてくれたのも大きかったです。

在宅メンバーとのチーム構築で成果を上げる新しいマネジメントスタイルを確立

入社後はどのような役割を担当されましたか?

入社後すぐに担当したのは「みんなの介護求人」にクライアントの求人票を掲載させていただくための営業をするチームのマネジメントでした。

現在は、新サービスである「みんなの介護マーケット」を全国の介護事業者に活用していただくため、コンタクトをとるチームの指揮を執っています。

「みんなの介護マーケット」は、業界最大級のクーポンサイトで、介護事業者に向けたお得なクーポンや施設運営に関する情報発信を行っています。

サイト内にはクライアントが便利に使えるコンテンツがさまざま詰まっていて、e-ラーニングで受けられる研修コンテンツや、消耗品などを購入するときに使えるクーポン、施設経営のヒントが得られる読み物記事など、内容も多岐にわたります。

「みんなの介護マーケット」トップページ

必ず業界の役に立てる内容だと自信をもっていますが、業界初のサービスなので、理解して受け入れていただくにはハードルがあります。

介護事業所の種別によって必要としている情報や製品も変わるはずなので、それを考慮した案内フローを構築したり、事業インパクトを考慮して架電順を決めるなどリソースの配分を考えています。

また、案内時に介護事業所からいただいた意見や要望をサービスに反映させる役割も担っています。

マネジメントで苦労されたのはどんなところでしたか?

在宅で勤務するチームメンバーとオンラインで関係構築しながら業務にやりがいを感じてもらうことの難易度が高く、最初は非常に苦戦しました。

営業経験が少ない方は特に、「単なるスクリプトの読み上げ」になってしまい、思うような結果が出ないという方も少なくありませんでした。

商談相手の気持ちを動かすことこそが営業の醍醐味なのだということを、具体的な事例や音声の共有などを通してメッセージし続けました。また、サービスに対するマネジメント層の思いなども積極的に伝えるようにしていました。

そのような取り組みを通して、目標達成が当たり前の状態に変えることができ、今ではメンバーが前向きに取り組むことができ、成果も出ています。

その過程で、私自身も成長を感じていて、オンラインで分かりやすくメッセージを伝える手数が増えたと思います。データ分析についてもそうですし、スライドなどの資料作成技術は入社後にかなり向上したと実感しています。

クーリエが掲げる10valuesの中でヤナガワさんが特に大切にしているのはどれでしょうか?

「高い視座と当事者意識」を大切にしています。ベンチャーかつ現在は新規事業のポジションにいるので、状況が非常に流動的で、ぼやぼやしているとすぐに置いていかれます(笑)。

会社の中で起こっている会話で自分の業務に関係ないことなどないので、すべてに当事者意識を持つことをモットーにしています。

一方で、優先順位を考えないままですべてに気を張っていると、「本当に今やらなければいけないこと」にリソースを割けなくなってしまうので、自分なりに鳥の目で事業全体を見られるように心掛けています。

介護DXを通じて社会貢献と自己成長を両立させる

これからどのようなキャリアを目指していますか?

「みんなの介護マーケット」はまだローンチして1年と少しのサービスなので、まだ介護事業者に認知されはじめた段階です。

ここから多くの方に登録して使い込んでいただけるようになるまでには多くの課題がありますが、さまざまな施策の実行を通じてサービスを業界に定着させたいと思っています。

また、クーリエは手を上げればどんどん機会をもらえる環境なので、若い方は特に社内でのキャリアチェンジなどもしやすいほうだと思います。

私自身は、3年弱の間に

「みんなの介護求人」営業チームのマネジメント

→「みんなの介護マーケット」の法人営業

→「みんなの介護マーケット」の会員獲得チームのマネジメント

と3つのポジションを移ってきています。

ポジションを異動することでキャッチアップするべきことも多いですが、事業全体を俯瞰して理解できるようになりました。個人ごとの強みを生かすための人員配置を行っていて、これはサービスを一気通貫で作っている企業の良いところだと思っています。

ヤナガワさんにとって、この仕事のやりがいを感じる瞬間を教えてください。

やはり、チームメンバーの成長を実感できたときですね。

入社後すぐに担当したチームでは思うように結果が出ない方が少なくなかったのですが、一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取り、営業の醍醐味を伝え続けたことで、手ごたえを感じてくれるメンバーが増えました。

また、クーリエは想像以上に経営陣と距離が近く、プロジェクトに課題が出てきたときに経営陣が深く入り込んでフィードバックをする文化があります。

「自分さえよければいい」というタイプの人がおらず、利他的な人ほど昇進が速い印象があるのも、やりがいを感じる要因の一つです。

ヘルスケア業界全体を大きく変えていこうとしている会社なので、「誰も正解を知らないこと」に取り組む機会も多くありますが、そのプロセス自体を楽しめることもやりがいにつながっていると思います。

最後に、クーリエを志望する方に向けてメッセージをお願いします

クーリエには、仕事に全力で取り組みながら、自分の世界をしっかり持っている魅力的な人が、本当に大勢います。

私はこの会社に入るまで、職場の人とは絶対にプライベートの連絡先を交換しないポリシーだったのですが(笑)、今ではそのことを忘れかけるくらい会社の人と仲良くなっていて、こういう人生もあるんだな、と自分でも日々驚いています。

クーリエに向いているのは、自分自身の弱さに向き合える人、目の前のことに果敢に挑み、失敗をおそれずに愚直に改善を続けられる人だと思います。

人間を変えるのに効果的な方法は環境を変えることだと言いますが、大人になっても変化と刺激を感じたいハングリーな人はきっと満足できる環境ではないでしょうか。

一緒に働ける日を楽しみにしています。