
IT業界未経験からデータドリブンな編集者へ。生成AIを活用したコンテンツ制作Ope属人化脱却の先にあるもの
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アラキ
アラキ
前職は制作会社でWEB・雑誌の編集に従事。自分が作ったコンテンツの成果が数値として可視化できないことへの物足りなさから、データドリブンな意思決定を文化とするクーリエへ転身。コンテンツ戦略をはじめ幅広く担当しながら、マーケティングとテクノロジーの融合による企業価値向上に貢献している。
編集者として感じた数値化できない成果への物足りなさ
前職ではどのような仕事をされていたのですか?
前職は、出版社などのコンテンツ制作を請け負う制作会社で、WEBコンテンツや雑誌の編集業務を担当していました。
特に雑誌では、街の居酒屋や話題の商業施設に取材に行き、記事を作成するのが主な仕事でした。一人で250ページほどの本を担当していましたので、昼夜問わずさまざまな場所へ取材に飛び回る日々を送っていました。
自分が手掛けたコンテンツが世に出るのはやりがいに繋がっていたものの、出版業界全体が斜陽産業となっていたので、このままキャリアを続けていくべきか悩むことが多かったです。
それで転職を考えるようになったのですか?
そうですね。別の業界でキャリアを積んでいきたいという思いが強まっていました。
それに加えて、自分が担当したコンテンツの成果が数値として可視化できないことへの物足りなさを感じたことも転職を考えたきっかけでした。

クライアントのコンテンツを手掛けるという仕事の性質上、PVや雑誌の売り上げなどの精緻なデータの取得が難しく、ユーザーからの評価が定量的に判断できない状態でした。
ただコンテンツを作って終わりではなく、コンテンツの力で事業の成長をリードしていきたい。そのためには、自分自身が事業会社に身を置く必要があると思い、転職を決意しました。
なぜクーリエを選んだのでしょうか?
クーリエを選んだ最大の理由は、面接で聞いた「データ分析に基づくネクストアクションの実行」という風土に強く惹かれたからです。このような環境であればデータをもとに次の成果に繋げてPDCAを回せると思いました。
また、プロジェクトに応じて部門や役職を横断したチームが組めるクロスファンクショナルな組織というのも魅力的でした。私自身IT業界は未経験でしたが、主体的にキャッチアップする力があればキャリアの幅を広げられるのではないかと考え、挑戦してみようと思いました。
オペレーショナルエクセレンスの磨き込みや業務の仕組み化にも積極的で、業務設計のスキルも獲得したかったのも理由です。

再現性を高めるシステム構築と効率化への取り組み
入社後、マーケティングコミュニケーション部門で担当している業務について教えてください。
入社後は、「みんなの介護」や「みんなの介護求人」で発信するテキストコンテンツの制作ディレクションから効果測定、制作フローの改善など、コンテンツ周りの多岐にわたる業務を担当しています。
厚生労働省などの省庁が発表した一見わかりにくいような一次情報を、介護に直面している方や介護業界で働く方々へ向けてわかりやすく発信することは、常に意識するようにしていますね。
ユーザーからも「施設探しの役に立った」「親の介護を考えるきっかけになった」とのお声をいただくこともあり、大きなやりがいに繋がっています。
また、生成AIやGAS(Google Apps Script)を使った業務の自動化に力を入れてきました。具体的には、コンテンツの制作フローを一部自動化したり、アサインされた採用プロジェクトにおいても人事担当者が円滑に業務を進められるようなシステムを構築することができました。
これによって大幅な工数削減が実現できただけでなく、より人間が時間を使うべき創造的なタスクに集中できる環境を整えることができたと思います。
プロダクトのみならず、組織拡大に係る採用課題をコンテンツの力で解決している今の自分は、入社前からは想像もつかなかった姿ですね(笑)。

未経験からITスキルはどのように身につけましたか?
部署での勉強会やナレッジ共有が盛んであることと、積極的に自分からキャッチアップしに行きました。マネージャーから適切なフィードバックをもらえる環境でもあるので、成長スピードが速いです。
また、意思決定と実行のスピード感も想像以上で驚きました。良いアイデアやプランがあれば迅速に実行に移せる文化は、前職では経験したことがないものでした。
自分のアイデアが形になるスピードが速く、身に付けたスキルをすぐにアウトプットできることも、キャリアアップにつながっていると感じます。
ちなみに、クーリエでは事業を行う上で大切にしている10valuesがありますが、アラキさんはどれを1番大切にしていますか?
「再現性と仕組み化」は常に意識しています。
プロジェクトや業務において、ポジティブな結果を出せたとしても、それが属人的なものでは組織としての進化にはつながりません。
一方で、その成功要因を分析し、誰もが再現できるようなプロセスや仕組みに落とし込むことができれば、チーム全体、そして組織全体の底上げにつながると考えています。
クーリエが掲げている10 Valuesは、形骸化せずに役員も自ら実行していて、クーリエの文化を的確に捉えていると思います。クーリエに入社を検討している方はぜひ参考にしていただきたいですね。

マーケティングとテクノロジーの融合による企業価値向上への貢献
IT業界でキャリアを積んでいますが、今後はどのようにしていきたいですか?
クーリエは事業成長に伴い、組織の拡大を続けています。
私自身がその中核となる人物に成長していくだけでなく、同じ志を持った方々にジョインしてもらえるよう企業価値の向上と採用強化に向けて、コンテンツやテクノロジーの力を使って貢献していきたいと考えています。
入社前に期待していたデータを扱うスキルやIT技術も着実に身につけることができ、今後は生成AIを活用したUX向上や業務効率化によるチームの生産性のアップにも挑戦していきたいです。

アラキさんにとって、コンテンツマーケティングのやりがいを感じる瞬間とは?
やりがいを感じる瞬間は、自分が手がけたコンテンツやシステムが実際に効果を生み出し、数値として成果が可視化される瞬間です。前職では感じられなかった「成果の可視化」が、今の仕事では日常的に経験できます。
そして、自分が作ったコンテンツやシステムを通じて、介護に直面している方々や介護業界で働く方々の役に立てたときには、社会的な意義も感じられ、非常に大きなやりがいを感じます。
また、クーリエに「挑戦を支援する文化」があるのも、モチベーションの維持に繋がっています。
新しい取り組みやアイデアを提案すると、たとえ前例がなくても、実現可能性をファクトとインサイトから検討し、チャレンジできる機会を与えてもらえます。このオープンさが、自分のポテンシャルを最大限に発揮できる理由の一つだと思います。
最後に、マーケティング職を志望する方に向けてメッセージをお願いします。
クーリエは「挑戦」と「成長」を実感できる環境です。私自身、IT業界未経験からのスタートでしたが、自分の強みを活かしながら新たなスキルを身につけることができました。
マーケティング職を志望される方には、特に「何事も素早く取り掛かれる人」が向いていると思います。クーリエは事業成長のスピードが早いので、携われるプロジェクトも多岐に渡ります。やったことがないような業務でもチャレンジできる機会が豊富です。
好奇心を活かしながらスキルアップがしたい方、ぜひ応募いただきたいです!